アイドルヲタクの備忘録

君といるだけで I'm so satisfied.

違う誰かを選ぶこと

「アイドル」と「ヲタク」の関係性が“終わる”瞬間はざっくり2つ、「アイドルがアイドルじゃなくなる時」と、「ヲタクがその子から離れた時」だと思う。

ヲタクが今の推しメンに辿り着くまでに、超えてきたアイドルの屍も推してきたアイドルの数も人それぞれ。勿論そのアイドルが1番最初に推したアイドル という人もいて、坂から地下落ち、みたいな距離感が違い過ぎる場合もこれに当てはまると思う。今回のブログに登場する「推し」「推し変」「推し増し」は、認知があること前提の話であるということを先に明記しておく。

「推し変」や「推し増し」はアイドルに対する評価の現れであり、同時にアイドルへの背徳行為であると僕は思う。当然ながら推し変してもらった側・推し変された側の2者(以上)のアイドルが登場するわけであるが、前者に対する評価の表れであり、後者に対する背徳行為、というわけである。

少し誇張した表現にはなるが、「推す」ということは1人のアイドルを「選ぶ」ことである。何万人とアイドルが居る中から選んで「推す」わけであるから、「推す」「推し増す」という行為はアイドルに対する評価の表れであり、誰か1人明確に推しがいる人がその子にシフトチェンジする、つまり「推し変」はそのアイドルにとって最大級の評価と言えるであろう。

逆に言えば推し変されてしまった側(J事務所界隈の言葉を借りるなら担降りされた側)のアイドルにとっては最悪の事態である。筆者はアイドルでは無いので本当に気持ちを理解している訳では無いが、よっぽどそのヲタクのことが嫌いでない限りは自分が推し変されて嬉しいアイドルはどの規模においても存在しないであろう。

アイドルはヲタクを選ぶことが出来ない。一線を超えたヲタクを出禁という形で排除することは出来ても、やはり多くの場合アイドル側の受け身であり、来てもらうヲタクをアイドル側が選べることは無い。推すアイドルの選択権を持っているのはヲタクだから、である。

しかしこの世は残酷で、今日も推し増し・推し変が行われているわけである。

 

さて、ここまでが「アイドルヲタク学」だとしたら、ここからは僕の話。自分語りが嫌いな人はブラウザバックしよう。


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さて、これは思い上がった考えであるが、「違うアイドルを選ぶことは、誰かを傷付けること」なのだろうか と考えることがある。根っこがDDの僕は色々なアイドルにいい顔をしてしまうし、定期的に会っていた子は何人もいる。僕が行かなくなって、あいついつ来んねん、なんて思われてるかもしれない。そんな子達に行かず、1人だけに行くことは正しいことなのか、考えてしまうこともある。だから、1回気持ち切り替わったらスパッと推し変できる人がかなり羨ましい。煽りみたいに聞こえるかもしれないけど、切実にそう思う。

 

「違う誰かを選ぶことは 他の誰かを選ばないこと」?

「違う誰かを選ぶことは 他の誰かを傷付けること」?

どっちもしっくり来ない気がする。



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デビュー前から見ていたあの子。初めての握手会の前の日、緊張して声が出なくなったあの子。どんなにグループが自分の願う方向と違う方向に行こうが自分が信じるアイドル像を貫いているあの子。初めて真剣に追いかけたアイドルがあの子だった。「まあ俺はずっと応援するよ」なんて言葉をかけていたあの子から、僕も結局距離を置いてしまった。先日彼女が地上波のバラエティー番組に出た事実は素直に嬉しかった。でも、あのままあの子のことを追いかけ続けていればあの子と喜びを共有できたと思うし、変な罪悪感を感じながらあの番組を見なくてよかっただろうし、STU48の曲を聴く度に懐かしく、寂しくならなくて良かっただろう。まだあの子はアイドルなのに、あの子はあの頃と変わらず真っ直ぐアイドルと向き合ってるのに、僕はあの子から目を逸らしてしまった。あれだけ聞いてたSTU48も、04 Limited Sazabysも、ガガガSPも、聞いたらあの子を思い出すから、昔より聞かなくなってしまった。あの子を嫌いになったわけじゃないけど、嫌いになったわけじゃないから、嫌いになんてなれないから、あの子に関わる全部が僕にとって呪縛みたいになって一生縛り続けらてるし、これから先もきっとそう。

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そうなったことになんの恨みもない。選んだのは全部僕だし、さっきも書いたけど嫌いになったわけじゃないし、正直に言うなら未練もあるから。

 

 

だから、僕は「違う誰かを選ぶことは 過去の自分を傷付けること」 だと思う。

 

福田のことを考えてどんだけしんどくなっても、今僕はパステルパープルを選んでるし、選んだことに後悔はない。こっちを選んだことで、今までのあの子との関係性も、あのグループとの思い出も、48Gで出来た友達も、全部疎遠になってしまったことに後悔はない。


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ただ、パステルパープルに「ずっと応援するよ」とか「ずっと好きだよ」とか声をかける度に、でも俺はそういうこと言ってて前の子から離れたからな、と思ってしまうし、自分の言葉の軽さと無責任さでしんどくなる。離れる気も離れる要因もさらさらないけど、いつかそうなるかもしれない自分が怖くて何も言えなくなる。僕の言葉は、軽くて薄っぺらいから。

 

だからこそ、薄っぺらいからこそ積み重ねたい。紙を42回折れば月に届くなら、僕はあの子に何回でも好きだと言いたいし、自分の言葉がどれだけ薄くても、いつかあの子に届くなら僕にはそれしかできないから。

いつもの「あの光景が見れる明日」って絶対にあるものだと思ってたけど、そうじゃない。今日が終わったら、それで最後かもしれない。ヲタクしてて「いつでもいい」ことなんてない。だから、推しメンに言いたいことは言いたい時に言った方がいい、もちろん相手を傷付けない範囲で。


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あの子は、今日を頑張ってる。だから今日可愛いあの子に、今日頑張ってるあの子に、同じ言葉になってもいいから毎日気持ちを伝えたい。今日が終わって、明日が無くても、昨日は残るから。今日を悔いなく過ごしたら、日付が変わってそれが昨日になって、悔いなく過ごした昨日が思い出になって、悔いなく過ごした思い出はいい思い出になると僕は思うから、毎日君との思い出をアップデートしたいし、みんなも好きな人ととそうであって欲しいな。
卒業でも推し変でも、どちらのルートを辿っても、「ヲタク」と「アイドル」の関係性はいつか必ず終わる。万が一2人が幸せになるとしても、それは「元アイドル」と「ヲタク」だから。終わりが見えてるからしんどい時もたくさんあるのは、きっと僕だけじゃない。でも、終わりが見えていても僕らアイドルヲタクが現場に行くのは「終わりがあるから」、「今会いたい」んだと思う。少なくとも、僕が辿り着いた答えはこれ。

 

君がアイドルで、僕が客席にいて、キラキラ輝く君を眺める僕。ずっとずっとこのままが続けばいいのに、なんて思うけど、いつかこの景色はリアルタイムの景色から思い出の景色に変わる。なら、パステルカラーに身を包んだ君との思い出は色褪せない思い出にしたい。ステージでキラキラした君を目に焼き付けたい。少なくとも君とのあの372日間(2020.02.23~2021.02.28)は僕はそうなったと思うから、脳内パステルでの君との日々も素敵な思い出にしたいから。僕が楽しめる範囲で君に会いに行きたいな。


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君がいるステージが、君がいるライブが、君がアイドルしてる時間が大好きだから。それが今の僕の幸せでもあるし、君を推してる自分の選択に迷いも後悔もない。素敵な人達に囲まれて、君を推してる今がヲタク人生で1番楽しいって今でも僕は胸を張って言える。全部まっすぐアイドルしてくれてる君のおかげです。ありがとう。

 


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ありふれた毎日が 今の僕の全てなのさ
何気なく流れて行く日々が 最高のプレゼント
この気持ちもいつの日か かき消されてしまうけれど
紛れも無く今のこの僕が感じてる
今日この頃さ

(永遠より続くように/AKB48)

 

 

 

 

アイドルもヲタクも、今やりたいようにやればいいし 会いたい人に会いたい時に会いに行けばいいと思うんよね 周りがどうとか関係なく 自分が楽しくなかったら意味ないからさ

アイドルヲタクをやる以上 一生福田朱里は付きまとうけど、今はちょっとでもパステルパープルさんがアイドルやってて良かったな って思ってくれたら 僕はそれが一番嬉しいかな

 

おわり